ダックスフンドがかかりやすい病気
　

1. 進行性網膜萎縮症　（ＰＲＡ）
   生後5ヶ月〜3年の間に発病する先天性の目の病気です。網膜細胞が萎縮して失明してしまいます。
   ※壁や物（特に夜）に頻繁にぶつかるようであれば、早めの対策が必要です。
   　
2. 関節疾患
   先天性のものと後天性のものがあります。大腿骨や関節窖が変形して歩行に異常がみられます。
   ※四肢を突っ張るような姿勢で歩いたり、モンローウォーク（マリリン・モンローのように腰を左右に大きく振って歩く）をするようになったら要注意！
   　
3. 腎疾患
   泌尿器系の病気。嘔吐・下痢など消化器系の病気とにた症状。
   ※尿の臭いが気になったら、要注意
   　
4. 椎間板ヘルニア
   独特の体型のため脊椎に負担がかかりやすいダックス・フンド。肥満、過激な運動、高いところからの飛び降りなどが原因です。飼主の注意次第で防げる病気です。
   ※ 歩き方がおかしい、後ろ足を引きずるようになったら、要注意。
   　
5. 甲状腺機能低下症
   ホルモン異常の病気。元気がなくなり食欲不振になったり、体重が増える傾向にある。皮膚が乾燥し、毛艶がなくなったり、抜毛が目立ちます。
   ※水分を大量に取り、尿の量が増えるようになったら注意！
   　
6. 耳の疾患
   垂れ耳のダックス・フンドは特に注意！
   耳ダニ、細菌の感染、皮膚病、外耳炎、内耳炎を起こします。耳の手入れをしっかりとしてあげましょう。
   ※耳を強く振ったり、異様に耳を掻く時には要注意です。
   　
7. 皮膚病
   急性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、食餌アレルギー、皮膚炎などがあります。
   被毛の長いダックス・フンドはこまめにブラッシングして清潔に保ってあげましょう。
   ※抜毛が目立つ、円形・楕円形状に脱毛するときは要注意。
   　
8. 肥満
   短い足で長い胴を支えるダックス・フンドに肥満は大敵。
   脊椎への負担が増え、関節炎、心臓病、糖尿病など様々な病気を惹き起こします。
   ダックス・フンドは特に食欲旺盛で肥満になりやすいのです。

上記のように、どうしても避けられない病気もありますが、ダックス・フンドがかかりやすい病気は普段の飼主のケアにより防ぐことができます。
是非、気をつけてあげてください。